夜間睡眠時は義歯をはずさないと肺炎のリスクが上昇|元町歯科診療所のコラム

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コラム

夜間睡眠時は義歯をはずさないと肺炎のリスクが上昇

今回は文献の紹介をさせていただきます.当院では通常,夜間就寝時は義歯を外して洗浄剤につけ置き洗いをしましょうと説明していますが,その理由として義歯をつけたまま寝ると肺炎のリスクが約2倍に上昇するという論文報告があります.今回はその論文を紹介いたします.

原文:Iinuma T, et al. Denture Wearing during Sleep Doubles the Risk of Pneumonia in the Very Elderly. J Dent Res. 2014.

この報告によると,義歯を装着している453⼈のうち,40.8%の人が義歯をつけたまま就寝していました.また義歯を装着したまま寝る人は肺炎を発症する可能性が2.3倍になっていました.これは心疾患や呼吸器疾患,認知症の既往を有する患者のリスクに匹敵しており,また歯肉炎や舌苔,義歯のプラーク沈着が多くなっていました.

義歯をつけたまま寝ている人がこんなにも多くおられることを改めて認識させられました.やはり,就寝時は義歯は外して洗浄剤に浸漬させるのがよいようです.